2004年
《命の春が始まりました》 |
”太陽の光”も3月の下旬から慌てて春に向けて準備を始めたようです。冬の間はその姿に哀れみさえ感じさせた我が農園のハーブたちも季節の変わり目を感じ取ったようで”ローズマリ”は冬の半年間は4,5aしか伸びなかったのに、ここ何週間で7aを越える成長ぶりです。 一方、”スペアミント”も冬の間は小さな紫色の葉しか付けていなかったがこのところの陽気で嬉しくなるほど緑色の立派な葉(個人的意見)が茂ってきました。 植物には不思議な力と魅力があるようです。芽が出た!葉が元気で綺麗だ!など冷静に考えれば当たり前で些細な事ですが、それだけで1時間、心を幸せで平和な気分で満たしてくれます。 今回のレポート内容は主観的な心象風景なので私クラスの腕では写真に表現できませんでした。しかし、ハーブたちも育ち盛りなので近い内にその魅力的な姿を写真に撮ってUPするつもりです。 ”バジル”も芽が出て希望が膨らむヴェランダ・プロヴァンスです。 |
《ハーブも始動開始》 | ||
何は無くとも太陽ですね。今年は季節の変化を思いっきり感じました。冬の間はこのまま枯れてしまうのではないかと心配していた”スペアミント”も春の陽を浴びて見違えました。その生命力と劇的変化には思いもしなかった育てる喜びを味わっています。 (写真・左)右の葉が寒風で紫色に変色し発育不全の時のものです。左が今朝、比較のために採った葉です。 (写真・右)この数週間で別の種類ではないかと思うほど綺麗な緑の葉が嘘のように茂ってきました。 しかし、今度は冬の間頑張っていた”レモンバーム”の生長が芳しくなく、現在解説書と格闘中です。 |
《全てハーブに転作&新顔”青じそ”》 |
皆さん!春を楽しんでいますか。 我が菜園は”バジル”の新芽が出始め、一方どうにか無事に冬を乗り越えた越冬ハーブが冬季とは見違えるような新鮮な緑を纏った若葉を次々と量産し始めその生命力に驚いています。もちろん目が楽しんだ後は舌と鼻で天国を充分に味わっています。 去年、初めてハーブの栽培に成功して以来、”味わうガーデニング”の魅力の虜になりハーブ以外の植物は全て植え替えてしまいました。 そして5番目の新たなハーブとして”青しそ”の種まきをしました。 ※我が農園は”ハーブ”だけになりました。 |
晩秋から冬の期間は情け無い姿だった”スペアミント”ですが、季節が来ればこんなに育つという見本です。 もちろん香りも断然豊かになりサラダの香り付けに現在大活躍です。実情を明かせば現在楽しめるハーブはこの”スペアミント”だけなのです。 |
私が現在気に入っている「温野菜サラダ」です。 細かく刻んだ自家製ハーブ”スペアミント”をソースを掛けたサラダの上に散らしただけですが、爽やかな香りはまさしく”春の恵”でサラダの風味が格段にUPします。 世間のインチキ無農薬栽培と違い私の”ハーブ”は完全保証の無農薬栽培なのが自慢の種です。 今年も安心して季節を心と胃で思う存分エンジョイします。 |
しかも、今年は欲張って”冷奴”と”そば”という日本の夏も楽しむ為に去年の失敗に懲りず再挑戦しました。 去年までの南欧onlyから和風ハーブ”青しそ”という丈夫で料理に重宝する仲間を加えより一層暑い季節を楽しむつもりです。 とはいえ、ヴェランダ・農園の広さの都合から鉢は直径20aの小振りな物になってしまいました。 これからでも充分間に合いますので、皆さんも挑戦してみては如何ですか。 |
2005年
《本:「たのしいベランダ菜園」》
既に似たような内容のハーブ解説書は何冊も持っているのですが、気温の上昇につられた発作から新たな本を買ってしまいました。 でも、手元に本が増えただけで3日間は幸せ! 「たのしいベランダ菜園」 { 武川政江・著(¥1,165・税別) 梧桐書院 } 四季の変化は偉大なもので4月に入り陽気は回り舞台の様にガラリと変わりました。今週中には新年度の種まきが出来そうなので、”スイートバジル”と”タイム”のタネを買出しに行きました。 ”スイートバジル”は例年通りで去年の台風で全滅した”タイム”は再挑戦です。 これで終わればよかったのですが、帰りに古本屋に寄ったのが間違いでした。本好きの禁断症状から今思えば疑問符の付く本を買ってしまいました。 先ず、タイトルの”ベランダ”で目は釘付けとなり、”菜園”で購入決定でした。 現実を見れば既にベランダに空スペースは無く新たな作付けは不可能なのです。しかし、気温上昇でアドレナリンが溢れ、しかも私の急所である書籍とハーブの二段攻めで壊れてしまいました。 |
≪今年も菜園のシーズン到来≫
マジックの キャップが 一番良い ようです。 |
本格的なハーブ栽培を始めて2度目の春です。今年は2月中旬頃から時々、不法侵入した雑草や出所不明な植物の手入れを行っていたので多年草のプランタァも比較的良好な環境です。 地球温暖化といいながら気温の低い日が続き”種まき”の予定が後ろにずれる一方でした。しかし、ここ数日はさすがに陽気も良くなりベランダ農場も活動開始です。 しかし、植物は季節の変化に私より敏感で良く見れば雑草とは明らかに違うシソ科らしい双葉の新芽が既に顔を出しているのです。未だ今年の種まきは行っていないのにです。 以前の一年草ONLYの時は<種まきしたハーブだけ芽を出す>でしたが、多年草を育て始めたらこの始末です。しかも困ったことに我が農園は全て”シソ科”なのです。新芽は全て同じ姿をした双葉で新米ガーディナァとしては種類が全然分りません。この想定外の事態に対応不能です。 どうせ、間引きなどの作業があるのですから全ての芽を抜き取ってしまえば良いのですが、もしハーブだったらと思うと抜くことが出来ません。 そのような事情で今年の仕事始めは空いたスペースへの”タイム”の種まきでした。 また、”バジル”の種まきは新たな解説書を参考にした”窪み播き”です。 写真を見れば一目瞭然ですがマジックのキャップで軽く窪みを作り種まき後、軽く覆土する方法です。 植物の生命力と太陽の偉大さを楽しむ春の幕開けです。 |
この窪み 分りますか。 |
≪珍客紹介≫
先日、シソ科らしい新芽の話【’05)4・7参照】をしましたが、正体が判明したようです。葉の形から推察すると全て”レモンバーム”でした。 可哀相ですが、一つを故郷のプランタァに返した以外は他のハーブのために全て強制撤去です。 |
−我が家、唯一の鑑賞花卉− |
春先から初夏にかけて我が家の玄関先にここ数年必ず訪れる”しとやかな美人”を紹介します。 毎年、通路の丁度良い場所に陣取るのですがこの容姿ですから踏みつけるなどもっての外で自然と足が避けてしまいます。 私の園芸は”賞味”専門で観賞用花木を育てたことは一度もありません。したがって最初は、雑草かと思いました。しかし、花が咲けばこの姿かたちです。どう見てもただの雑草には見えません。 しかも、不思議なことに毎年、繁殖エリアを広げるでもなく、もう一箇所決まった場所にか生えません。どうもこの植物は生命力は強いが繁殖力は弱いタイプなようです。 残念なことに私の植物解説書はハーブONLYなので氏素性は皆目見当がつきません。どなたかこの花の名前をご存知の方はお教え下さい。 草丈…約10a 花のサイズ…2.0〜2.5a。 花の色…写真の一色のみです。 生息場所…栄養状態は雑草並、日当たりは良好。 |
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≪レモンバーム:今年は別物≫
−二度目の春は別物− |
去年の春には一番心配させられた多年草の”レモンバーム”ですが、今年の春はご覧の通り長引いた冬が嘘のような豊かな茂りかたです。 解説書には「2年目の”レモンバーム”は楽しめます。」と書いてあったのですが、実際にこの姿を見るまでは半信半疑でした。とはいえ残念ながら香りは未だ柑橘系と言うより森林系の緑の香りでハーブとして利用するにはもう少し時間が掛かりそうです。 陽の光も日増しに強くなって冬を吹き飛ばしたようですから風通しと隅々まで陽が当たるように手入れなどしてハーブを遊び相手に良い季節を楽しみたいと思います。 ところで、今週の”NEWSWEEK”を読みましたか?小さい記事でしたが、TOPICSで園芸(ガーデニング)の話が取り上げられていました。 その記事の中でハーブ栽培のコストパフォーマンスは銀行預金を上回ると出ていました。なかでも特に”バジル”は一番コストパフォーマンスが良いそうです。 私も栽培の楽しみを別にすれば野菜はどう見ても八百屋さんで買ったほうが品物は立派で安い気がします。。しかし、”バジル”は自分で育てた方がスーパーで購入するより絶対安いと断言できます。その点ではNEWSWEEKの記事内容は保障します。 しかも、自家栽培は手を伸ばせば必要な時に必要な量だけ収穫しますので冷蔵庫要らず(冷蔵庫は所有しています)で無駄が出ません。その上お金に換算できない育てる楽しみ付です。 |
《タイム:生き残り》
去年の台風で全滅したと思っていた”タイム”が生き残っていました。 実をいえば去年の暮れに2株が地面を這う状態で生えているのを発見したのですが、2月に雑草だと思って一株を抜き取ってしまったのです。その時の手への移り香でこれがただの雑草でないことを悟り辛うじて生き残ったのがこの植物です。 とは言え私の関心を引くことも無く春を迎える頃は枯れる寸前でした。でも、春のやさしい陽を浴び息を吹き返したようです。 しかし、今までの純和風の生活が災いし”タイム”の香りと姿を知りません。解説書の写真をいくら調べても載っているのは花の写真ばかりで葉の格好が良く分りません。この記事の主役が本当に”タイム”であることを祈るばかりです。 ところで、今年播いた”タイム”が芽を出し始めましたので来月中にはこの植物の正体も判明すると思います。 それにしても、何故抜いてしまったのか自分の愚かさと植物の不運に出るのは溜息ばかりです。 |
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《スペアミント:発根に挑戦》
”スペアミント”の増産を狙って今年も発根に挑戦です。しかし、今年の器具は改良されて去年(【農園カレンダァ】’04)5-27参照)のモデルより数段機能的になっています。 左)園芸用鉢底ネットを牛乳パックの巾で写真の様に裁断し、カッタァで幹を立てるための穴を明けます。 右)U字型にして適当な深さが取れるようにパックにセットします。この工作だと寸法取りが簡単で失敗がありません。 |
このように幹を挿せば間隔と密度が適度に保たれ旧型より植物にやさしいようです。 穴のサイズは自由ですので[一輪挿し]として花を楽しむ為にも使えると思います。その際は牛乳パックにデザイン紙を貼るか、果汁飲料のトロピカル・デザインの方が…。 |
−備考− 鉢底ネットは”¥100SHOP”で購入しました。 鋏で切断したり、カッタァで穴を明けたりの工作には却って¥100SHOPの安物の方が適しているようです。しかも、失敗してもショックは少ないし、何度でも作り直しが出来ます。 |